オスグッド・シュラッター病の原因と当院での対応について
- 柾行 神田
- 3月6日
- 読了時間: 4分
成長期の子どもやスポーツをしている若い世代に多く見られるオスグッド・シュラッター病(以降オスグッド病に簡略)。膝の痛みを訴えるお子さんをお持ちの方や、部活動で頑張る学生の間でも、この疾患は大きな問題となることがあります。適切なケアを怠ると、痛みが慢性化し、運動パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。

オスグッド病の原因
オスグッド病は、主に成長期の骨や筋肉、腱が急速に発達する際に、膝下の脛骨(すねの骨)にある脛骨粗面という部分に過度な負担がかかることで発症します。具体的な原因としては以下が挙げられます。
成長期特有の骨と筋肉の不均衡骨の成長が筋肉の成長に追いつかず、筋肉や腱が硬くなることで、脛骨粗面に過度な引っ張りが生じます。
スポーツ活動の影響特にジャンプやダッシュを伴うスポーツ(バスケットボール、サッカー、陸上競技など)は、膝への負担を増加させます。
運動量の過多過度な練習や適切な休息の不足が、オスグッド病のリスクを高めます。
体の柔軟性不足太ももの筋肉(特に大腿四頭筋)が硬い場合、膝下への負担が大きくなります。
オスグッド病の症状
オスグッド病の主な症状は以下の通りです。
膝下の痛みと腫れ膝のお皿の下にある脛骨粗面が痛み、腫れることがあります。触れると痛みが強くなるのが特徴です。
運動時の痛み走る、跳ぶ、しゃがむといった動作で痛みが悪化することが多いです。
骨の突出症状が進むと、膝下に骨が突出しているように見えることがあります。
違和感や硬さ朝起きたときや運動後に膝周りが硬く感じることがあります。
当院のアプローチ
根っこの整骨院では、オスグッド病の改善に向けて、次のような総合的なアプローチを行っています。
痛みの緩和と炎症のケア手技療法や適切な物理療法(アイシングや温熱療法など)で痛みと炎症を軽減します。
筋肉の柔軟性とバランス改善太ももの筋肉や腱を中心にストレッチを行い、柔軟性を高めると同時に負担を軽減します。
運動療法の指導症状に合わせて運動量を調整し、負担の少ない動きを習慣化するサポートを行います。
正しい姿勢とフォームの指導運動時の体の使い方を見直し、膝への過剰な負担を減らす動作を指導します。
スポーツ復帰へのプランニング患者様のスポーツ活動に合わせた段階的なリハビリを提案し、無理のない復帰をサポートします。
テーピングによるサポート治療しながらの運動や、遠征などで治療の間隔が空いてしまう場合などテーピングによる固定も行います。
オスグッド病の予防法
オスグッド病を予防するためには、日常生活や運動習慣を見直すことが重要です。以下のポイントを意識してみてください。
適度なストレッチの実施運動前後に太ももやふくらはぎのストレッチを行い、柔軟性を保ちましょう。特に太ももは、前後のバランスが大切です。片面のみでなく、満遍なくストレッチしましょう。
練習量の調整過剰な運動は避け、休息日を設けて膝を休めることが大切です。
体のバランス強化太ももの筋力を均等に鍛えることで、膝への負担を分散させます。
適切な靴の選択衝撃を吸収するスポーツシューズを選ぶことで、膝への負担を軽減します。
痛みが出たら早めの対応痛みを我慢せず、早めに専門家に相談しましょう。
まとめ
オスグッド病は成長期特有の疾患であるため、一時的な症状として軽視されがちですが、適切な治療やケアを行わないと、スポーツパフォーマンスや日常生活に支障をきたすことがあります。当院では、患者様の年齢や生活習慣、スポーツ活動に応じた最適な治療とアドバイスを提供しています。
膝の痛みや違和感を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。根っこの整骨院が、健康的でアクティブな日常生活をサポートいたします。
施術料金
・全身整体 10分 2750円
30分 4950円
60分 9350円
・筋膜リリース 1か所 2200円
時間内かけ放題 3850円
・電気治療 1回 550円
・テーピング 1か所 550円
各種治療の組み合わせは自由です。毎回状況に応じてご提案させていただきますので、お気軽にご相談ださい。